資格認定制度について

日本性科学会ではセックス・カウンセラー、セックス・セラピストを認定し、性に悩む方々の相談や治療に対応する体制を整えています。

認定セックスカウンセラー・セラピスト一覧

1.資格の種類と定義

セックス・カウンセラー

「セックス・カウンセラー」とは、クライアントの性に関する不安や悩みに対し、カウンセリング技法や各種相談過程を通して、広く性相談にかかわるものである。間接的に性機能障害に関わり、結果的にこの障害を解消することもあるが、これが主目的ではない。

セックス・セラピスト

「セックス・セラピスト」とは、より限定された専門的職能により、性機能障害の直接的な治療を行うものである。このためには医師、臨床心理士、保健師、助産師、看護師、その他医療職としての資格、あるいはこれらと同程度の技能を有しなければならない。

2.申請資格

セックス・カウンセラーおよびセックス・セラピストの資格認定申請者は、次の事項のすべてに該当していなければ申請できない。

セックス・カウンセラー

1.本学会の会員であり、かつ会員歴が引き 続き3年以上の者。
2.本学会が主催する「日本性科学会学術集 会」に3回以上出席した者。
3.本学会が主催する「研修会」に3回以上 出席した者。
4.関連学会で研究発表を1回以上行った者。
5.性科学に関する研究論文を1編以上公表 している者。ただし、共著論文の場合は 申請者が筆頭者か、第2著者、第3著者に限る。

セックス・セラピスト

1.本学会の会員であり、医師、臨床心理士、 保健師、助産師、看護師、その他医療職 としての資格を有する者、あるいは、こ れらと同程度の技能を有すると思われ る者で、かつ会員歴が引き続き5年以上 の者。
2.本学会が主催する「日本性科学会学術集会」に 5 回以上出席した者。
3.本学会が主催する「研修会」に 3 回以上 出席した者。
4.関連学会で研究発表を 3 回以上行った者。
5.性科学に関する研究論文を2編以上公表している者。ただし、共著論文の場合は申請者が筆頭者か、第2著者、第3著者に限る。

3.申請の受付

(1)受付期間

毎年8月1日より8月31日まで

(2)提出書類

1.日本性科学会資格認定申請書 1 部  こちらからダウンロードして下さい。
2.日本性科学会学術集会受講証(カウンセラー:3枚 セラピスト:5枚)のコピー 各1部
3.性治療研修会受講証 3 枚のコピー 各 1 部
4.ケースレポート 2 ケース
1 ケース/2000 字程度
(1 ケース毎にコピー2 部をそえること)
5.関連学会における研究発表(カウンセラー:1編 セラピスト:3編)のコピー1部
6.性科学に関する研究論文(カウンセラー:1編 セラピスト:2編)のコピー1部
7.資格審査料の払込票 3 万円(カウンセラー:3万円 セラピスト:5万円)
(申請書所定の欄に郵便振替払込金受領証のコピーを貼付すること)
※ 資格審査料は、審査の結果に関らず、返却いたしません。
8.資格証明書(医師免許証など・セラピストのみ)

4.資格認定審査

資格認定制度委員会が担当する。書類審査・ケースレポート審査及び面接試験を行う。
面接試験の日時は追って報告する。必要に応じ、申請者に対し書類の提出を求めることが ある。審査の結果は「資格認定審査結果書」をもって、(1)認定 (2)不認定 の区分で申請者に通知する。

5.登録手続き

認定の通知を受けた申請者は所定の郵便振替用紙により、登録料 2 万円を払込む。手続き完了後、申請者に対して「認定証」を交付するとともに、日本性科学会ニュースまたは 日本性科学会雑誌に認定証交付者の氏名を掲載し、本学会名簿に登録する。

6.認定の更新

認定証の有効期間は、認定日より5年とする。更新手続きについては、別途定める。尚、更新にそなえて、学会受講証・研修会受講証を保管しておくことをおすすめする。 

資格認定規定

資格認定更新に関する規定